前編からの続き
しばらくクンニを続けていくと、抵抗するのをやめ、快楽に身をゆだねるようになってきた。
頃合いを見計らって、正常位で挿入しようとすると、まだ抵抗する。
「いや、入れるのはダメ…」
体重をすべて預けるようにして身動き取れなくして、ゆっくりと挿入した。
よく濡れているので、思いの外、すんなりと受け入れてきた。
声では、
「いや、やめて…ごめんなさい」
と言いながらも、体はビクンビクンしている。
そのまま、手を縛ったままピストンを続けた。
縛られているので、思ったように動かせず、されるがまま受け入れるしかない状況にさらに興奮しているようにも見える。
体が頭を支配した瞬間のようにも見えた。
頭では嫌がっていても、本能の目覚めた体は思考を凌駕していく…
足を持ち上げ、バックに体勢を入れ替えスパンキング。
最初は弱くゆっくりと…叩くたびに声が漏れる
パンっ、パンって、バシっ!
「う、うう…あん…」
「もっと叩いて、もっと強くても…」
赤くなるまで叩いたが、これ以上は痛さが残ってしまうので、ゆっくり奥まで挿入。
深く、浅く、あくまでゆっくりピストンを繰り返す。
「嫌がってたのに、こんなに悦んでるじゃないか!」
「気持ち…いい…、気持ちい…」
「もっと奥まで………」
さらに激しくAVのような高速ピストン。
「だめ…固いよ…壊れちゃう…」
「イキそう…ダメ、イッちゃう……」
激しく痙攣し、崩れ落ちるようにベッドに寝そべった。
「まだ俺はイッテないから…まだこれから」
何度イッたかは分からないくらい、喘ぎ声も、今や叫び声と言えるくらい部屋中にこだましている。
最後は生常位でDKをしながら放出。
疑似レイプだったとはいえ、お互いの役作りと設定をしっかりすると、棒読みセリフがだんだんとリアルになっていく。
非日常感と背徳感が尋常でなく、ノーマルセックスよりも、格段に興奮度は高い。
女性は、犯される恐怖と動物のように無条件に求められる快楽を感じられ、男は、力づくで狩猟して欲求を満たす本能を呼び起こされるといったことがあるため、前戯が短くても、精神的にはそれ以上の快楽につながることが分かった。
もちろん、SM的な性癖がある人に限られると思うが…
当然の話ではあるが、同意していない相手とリアルでは絶対にやっちゃいけない。