10分ほどしただろうか、ついに、四つん這いのまま、中を味わうように、止まっているかと思うほどゆっくり奥まで挿入した。
入れられると、体中から喜びが溢れ出してるのがはっきりと分かった。
肩や両腕を持って奥まで突くのが、最も野性的で動物のようであり、隠していた本能がすべて曝け出されてきた。
バックは、挿入しながらスパンキングも楽しめるので、私の好きな体位だ。
部屋のはじに鏡があったので、立ちバックの態勢で、鏡の前に。
自分の恍惚とした表情を見せながら、後ろから突く。
「私、こんな顔してるの?
恥ずかしいです…」
顔だけじゃなく、片足をもって挿入してるところを見えるようにすると、目を背けようとするので、あごを持ってしっかりと見させる。
「恥ずかしい…」
女性は慣れてしまい恥じらいがなくなってはダメだと思ってる。
紅潮した顔で恥ずかしがる姿は本当に美しい。
自らの顔と私の顔を見ながら、足をがくがくさせてイッてしまった。
イッた後は、自分では立つことができなくなっていたが、羽交い絞めのように強制的に立たせ、そのまま続けた。
私がイキそうになり、ピストンが激しくなると、絶叫に近いような声で鳴き、イッた後は、体全体の力が抜けたのか、ベッドに倒れこんでしまいました。
その後は、ボンヤリした顔のまま、私の腕枕の中でおしゃべり。
「今日は始めてだったけど、こんなに気持ちよくしてもらったのは初めてです。
今までのHとは全く違って、すごく興奮しました。
お尻たたかれるのは痛気持ちいいし、喉奥まで入れられるのも、気持ちよくなってもらえてるのが嬉しくて好きになりました。
また会ってくれますか?もっといろんなことしてみたい…」
次回の約束をし、赤らんだ顔で、笑顔で別れた。
本能に任せ、快楽だけに身を投じ、男の意のままに支配されることがM女の喜びであり、的確にそれを見つけ出し、刺激してやるのがSの役割だと感じずにはいられなかった。
やはり、人間も動物の一種。
人の数だけ、好きなものや嫌いなものもあり、性癖も同じ。
SMというマイノリティも確かに存在し、それを隠して生きている人も数多い。
みんなが自分の本心と向き合い、自分の欲望に素直になれるといいと思う。