30代主婦/初めてのソフトSM<後編>

SM調教体験記

10分ほどしただろうか、ついに、四つん這いのまま、中を味わうように、止まっているかと思うほどゆっくり奥まで挿入した。

入れられると、体中から喜びが溢れ出してるのがはっきりと分かった。

肩や両腕を持って奥まで突くのが、最も野性的で動物のようであり、隠していた本能がすべて曝け出されてきた。

バックは、挿入しながらスパンキングも楽しめるので、私の好きな体位だ。

部屋のはじに鏡があったので、立ちバックの態勢で、鏡の前に。

自分の恍惚とした表情を見せながら、後ろから突く。

「私、こんな顔してるの?

恥ずかしいです…」

顔だけじゃなく、片足をもって挿入してるところを見えるようにすると、目を背けようとするので、あごを持ってしっかりと見させる。

「恥ずかしい…」

女性は慣れてしまい恥じらいがなくなってはダメだと思ってる。

紅潮した顔で恥ずかしがる姿は本当に美しい。

自らの顔と私の顔を見ながら、足をがくがくさせてイッてしまった。

イッた後は、自分では立つことができなくなっていたが、羽交い絞めのように強制的に立たせ、そのまま続けた。

私がイキそうになり、ピストンが激しくなると、絶叫に近いような声で鳴き、イッた後は、体全体の力が抜けたのか、ベッドに倒れこんでしまいました。

その後は、ボンヤリした顔のまま、私の腕枕の中でおしゃべり。

「今日は始めてだったけど、こんなに気持ちよくしてもらったのは初めてです。

 今までのHとは全く違って、すごく興奮しました。

 お尻たたかれるのは痛気持ちいいし、喉奥まで入れられるのも、気持ちよくなってもらえてるのが嬉しくて好きになりました。

また会ってくれますか?もっといろんなことしてみたい…」

次回の約束をし、赤らんだ顔で、笑顔で別れた。

本能に任せ、快楽だけに身を投じ、男の意のままに支配されることがM女の喜びであり、的確にそれを見つけ出し、刺激してやるのがSの役割だと感じずにはいられなかった。

やはり、人間も動物の一種。

人の数だけ、好きなものや嫌いなものもあり、性癖も同じ。

SMというマイノリティも確かに存在し、それを隠して生きている人も数多い。

みんなが自分の本心と向き合い、自分の欲望に素直になれるといいと思う。

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